鰻の思い出エピソード1 『鰻はやっぱり関東、蒸し方がうまい!』

私は、子供の頃食べることがあまり好きではありませんでした。中での脂っぽくくどいものが嫌いなので特に鰻は苦手でした。でも、今は好物で、何故か夏に鰻を食べたくなりますね。母親の実家島根は、関西と同じ、腹開きで、蒸さないので焼き魚そのもの。一方、関東の鰻は、白焼きし、蒸して、タレ焼きするのでふっくらしています。修業時代の店が関西と言うこともあり、同期にも大阪の人が。彼は関東の食べ物や、考え方を否定していましたが、鰻は関東の方が美味しいと言っていたのを覚えています。

鰻の思い出エピソード2 『にが玉の苦手思い出』

先ほどの話と別の同期になりますが。夏になると『鰻の八幡巻という献立』が出てきます。当然鰻を使うのですが、一年目の私たちの仕事は、さばかれた鰻の肝(内臓)を下処理することで、血合い、粘膜、そして、にが玉と呼ばれる『胆嚢』をとることです。このにが玉、潰してしまうと、緑色の液が。目に入れば痛いし、口に入れば、文字通り苦い。そして、白衣に飛びちれば、シミになります。私は、そんなにが玉を潰してしまい、横にいた同期の白衣を汚してしまいました。まさに苦い思い出です

鰻の思い出エピソード3 『主人の鰻』

2軒目の修業のお店、こちらも京都。普段、東京にいる店の主人も、毎月1日は京都に来て裏千家のお家元にご挨拶。主人は鰻が好きで、京都うなぎ屋の老舗『梅の井』で、鰻重をとって食べされてくれるのですが・・・ここまでは嬉しいです。食べた後、元気が出て、外に行くと行けないからといい早く寝るようにと言われます。こう言う時は大抵急いしい時で、寝る暇もない訳です。仕方なく、まわりを片し、鰻の寝床(京都のに店はまさに)の、寝床へ。数時間後、主人が寝たことを確認してから、急いで仕事を開始。これ、結構大変ですよ。

 

土用の開運食材 鰻

うなぎと『土用の丑の日』。今回は、『土用の丑の日』の部分に注目したいと思います。むかし、地球上の自然は『水、木、火、土、金』の5つで成り立っているという、考え方であらわしたのが『五行説』。時間、時の流れを十二に分け、表わしたのが、『干支(十二支)』です。そして、土用(どよう)は、五行に由来する四季(春、夏、秋、冬)それぞれの間に存在します。この夏の、土用と丑が「うなぎ」を食べる習慣がある日です。

平賀源内は江戸時代のインフルエンサー。口コミ 話題づくり

土用の丑にウナギを食べる習慣は、江戸時代の蘭学者「平賀源内」が、とあるうなぎ屋に相談を受け、「本日、土用の丑の日」と書いた張り紙を渡し、店先に貼らせた。すると、あまりにも見事な(書)字と平賀源内先生お墨付きならと、どんどん客が押し入り、その評判が口コミで広がり、人気店になったのが始まりです。

長寿運、生命運

『令和』の由来となった、万葉集にも『栄養価の高いウナギを食べるという習慣』がよまれています。うなぎ、ハモ、アナゴのように長い魚は、その身姿から『長寿運』をもたらすとさる開運食材なのです。

 

栄養

新陳代謝を保つ働きをするというビタミンA、美容ビタミンともいわれるビタミンB2、抗酸化作用があり細胞の老化を防止するビタミンDが豊富に含まれる。ビタミンB1も豊富に含まれている為、体の疲れを回復させる力を発揮します。また、免疫力を高め、ウィルスや細菌への抵抗力を高め、風邪の予防にもなるビタミンA、骨をじょうぶにするのに効果的と言われているビタミンD及びカルシウム、生活習慣病が気になる方にはDHA・EPAが多く含まれております。

 

ことわざ

鰻の寝床     間口が狭く、奥行きの長い建物や場所

鰻登り     物事の段階がみるみるうちに急上昇すること

山の芋鰻にならず   世の中では突拍子もない変化は起こらない

山の芋鰻になる   ① 起こるはずのないことが時には起こる。②身分の低い人が急に出世したり金持ちになること

 

 

鰻肝の有馬山椒煮

鰻重には、肝吸いが定番。そのうなぎの肝を丁寧にした処理した、生姜と実山椒で味濃く仕上げました。酒の肴、日本酒のあてにおススメです。

五時(旬) 長夏
五味 薬膳の分類
運気 健康 滋養強壮
五色 真っ赤色
五臓 心を示すハートの形
五曜
五性 平性 温 夏場の暑い季節、体温を下げる作用

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